メンタル・イデア・ラボの本城ハルです。
ディスレクシアについて理解するシリーズ、今回は【ディスレクシアの人に最後まで残ってしまう課題】についてです。
ディスレクシアの人にはダブルビジョンという、文字が重なり合って見えたり、文字が揺れ動いたり、歪みに歪んでダブって見えたりするという特徴的な見え方になる人がいます。
これは視覚機能訓練をしてくれる大きな眼科や、子供であれば専門家がいる療育施設などでの訓練で改善が見込めますが、とても数が少ない現状があります。
今回のシリーズでも少し書いた【流暢性】、覚えていますか?
これは処理速度の問題です。文字が読めるようになっても、一文字一文字拾うようにしか読めなければ当然スピードは遅くなります。
一文字ずつゆっくり読んでいると、最終的に何が書いてあったのか理解できない、だったり、記憶の一時保持(ワーキングメモリー)に弱さがあることで、理解したことも記憶からこぼれ落ちていってしまったりします。
また、書くことにも苦手があって時間がかかると、書いているそばから『・・・何を書こうとしてたっけ??』が起こったり、テストが時間内に終わらない、資料が時間内に仕上げられないということも起こります。
学校でも社会人になっても困り感がありそうです。
最終回となる次回は、私が自宅で息子にやっている【視空間認知】【図の弁別(違いを見分ける)】【追従性眼球運動/跳躍性眼球運動】【粗大運動/微細運動】【協応】【聴覚記憶】【ボディイメージ】など自分でできる超簡単なトレーニングをいくつか紹介します。
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