メンタル・イデア・ラボの本城ハルです。
今回は落ち込んでいる人を励ますトークではなく、「よし、頑張らないと!」と思いながら、緊張や不安に押し潰されそうになる気持ちをやる気に変え、本来持つ力を最大限発揮できるように引き出すトーク、【PEPTALK(ペップトーク)】についてです。
PEPとは、英語で<元気><活気><活力>という意味があります。このトークを使う場面は、例えば、受験日の朝、大事なプレゼンの前、試合の前などですね。
さて、そのやり方ですが、誰にでもできる簡単な4つを意識し組み立てるだけです。
受容<事実の受け入れ>:「昨日は緊張であまり眠れなかった(食が進まなかった)みたいだね」
承認<捉え方変換>:「それはあなたが本気でそのプレゼン(試験or本番or試合etc.)に取り組んできた(勝ちたい、合格したいと思っている)証拠だよね」
行動<してほしい変換>:「落ち着いて深呼吸してみよう、リラックスして最後までプレゼンのイメトレしてみよう(最後まで問題を読もう、できそうなものから解こう)」
激励<背中のひと押し>:「うん、大丈夫、さぁ行っといで」「君ならできる」
『なぁんだ、そんなことか』と思いますよね。
この組み立てと順番を意識しながら上手に励ますことで、相手の不安や緊張を和らげたり励ましたり、元気づけたり、やる気を引き出したりできるのがペップトークの特徴です。
元々はアメリカのスポーツ界で試合前に監督やコーチが選手を励ますためにおこなっていたものなのです。
長々と話さず1分程度にまとめられるので、緊張している相手でも話を十分に理解でき、本来持っている力を発揮できるのです。
これは自分自身を励ます時や、奮い立たせる時にも応用できますので、ぜひやってみてくださいね。