またもや長時間労働による自殺

メンタル・イデア・ラボ、AEのスミです。

またもや長時間労働による自殺の記事がヤフーニュースに掲載されました。

私たちは2015年に大手広告代理店の新入社員の女性が長時間労働で自殺したことをキッカケに、2019年、働く人のメンタルケア・サポートを目的にメンタル・イデア・ラボを立ち上げました。

メンタル・イデア・ラボの運営会社である有限会社時遊区は元々は広告企画制作会社です。大手広告代理店の女性新入社員の方は同じ業界の中でもエリートで、そんな人が自殺したというニュースは時遊区にとって衝撃でした。何故か他人事とは思えず、何かおかしい、モヤモヤしたものを抱きました。そんなモヤモヤを何とかしたいというのがメンタル・イデア・ラボの立ち上げの原点です。

にもかかわらず、テレビ局の岡山放送社員の方が長時間労働で自殺したニュースは、残念な思いでいたたまれません。記事を読むと、パワハラもあったと言います。私たちはパワハラやモラハラ、マタハラも含め、働く人が

自殺や精神疾患に陥る前に何とかしたい

という思いで日々取り組んできました。そのためにはもやは個人任せにせず、

企業がメンタルの健康にもっと関心を持っていただくことが重要

だと考えています。数年来、健康が強く叫ばれ、身体的な健康には力を入れている企業が増えたことはいいことだと思っています。しかしメンタルの健康となるとまだまだ不十分で、ストレスチェックもチェック後のケアはなく、個人任せであり形骸化していると言っても過言ではありません。企業としてメンタルの健康に積極的に取り組んでいるのは微々たるものです。

弊社はこうした長時間労働で自殺したり精神疾患に陥る人を無くしたい思いで、これからも取り組んでいきます。企業の短期的な売り上げには貢献できませんが、働く人のメンタルケア・サポートは目には見えない企業の人財という資産のリスクマネジメントだと考えています。

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今回自殺してしまった30代の岡山放送社員の方の無念さ、寂しさ、深い孤独感と絶望感を想像すると、心が裂ける思いでいっぱいです。ご冥福をお祈りいたします。

<運営会社:Jiyuuku Inc.

年頭のご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

メンタル・イデア・ラボ代表のスミです。旧年中はコラムをお読みいただき、誠にありがとうございました。本年も引き続きお読みいただければ幸甚に存じます。

さて、年が明けて早速、東京、埼玉、神奈川、千葉に緊急事態宣言が発令されることになりました。それだけで気分は滅入り気味です。昨年の春に緊急事態宣言が発令され、リモートワークが叫ばれました。今ではリモートワークも一定程度の定着をみせているようです。しかし、その弊害も生まれました。

その弊害は報道されることは滅多にないのでわかりにくいですが、よく聞くのはプライベートと仕事の切り替えが上手くできない、長時間労働になって疲れる、など人それぞれですが、弊害は確実に発生しています。

そしてまた緊急事態宣言の発令・・・メンタルがますます不安に包まれやすい環境になります。疲弊と言ってもいいかもしれません。ちょっと深刻な様相を呈してきています。よく『心が折れる』と言われますが、その前になんとかできないか、という思いで2019年にメンタル・イデア・ラボを立ち上げました。経営陣はじめ社員のメンタルを少しでもケアし、ストレス緩和、低減のヒントを一人ひとりに合った方法で提供しています。

ぜひ企業の人事・労務ご担当者の方は、社員のメンタルに今こそ目を向けてもらいたいと思います。社員の『心が折れてしまった』後では、組織にとってもいいことはありません。リモートワークを推奨するということは社員の顔が見えなくなる、ということなので、メンタルケアの体制を同時に確立する時期だと思います。急速なストレスに個人で対処するにはあまりにも負担が大きいと推察します。その急速なストレスの緩和・低減をサポートする環境の整備が必要な時にきているのではないか、と思わずにはいられません。

どうか本年も経営者、社員が“心身ともに”元気で過ごし、貴社の今後のますますの発展のためにも、メンタル・イデア・ラボをどうぞよろしくお願いいたします。

2021年 丑

<運営会社:Jiyuuku Inc.