メンタル・イデア・ラボの本城ハルです。
早いもので9月もいよいよ終盤ですね。シルバーウィークはどう過ごされましたか?
今回は日常的によく言うよく聞く【価値観】について、これまた4回にわたって書こうと思います。
『今さら価値観?』と思う人もいるかもしれませんが、価値観とは、その名のとおり自分が何に対して価値を認めるか?ですが、改めてこの【価値観】を深掘りしていこうと思います。
価値観は、好ましいこと好ましくないこと/善悪を自分の物差しで評価、判断する際に基準となっていることが多く、物事の捉え方(認知)や優先度も加わり、その人が“何を大切にしているのか”の指標になります。いわば価値観は“どう生きるか/生きたいか”の大切な人生のガイドラインになっていると言えます。
生まれ落ちた時には価値観など抽象的な概念は誰も持ち合わせていませんから、価値観は育った環境や今までの経験、関わってきた人たちなど、さまざまな後天的要因で形成されていきます。
そう考えると、自分とまったく同じ環境で育ち同じ経験を重ね、同じ人と関わることは絶対にあり得ないわけで、ゆえに自分とまったく同じ価値観を持つ人など存在しないことがわかりますよね。
どのような人間関係でも上手くいかなくなる根本には“価値観の違い”があると言っても過言ではなく、対人関係において価値観は最重要ファクターになってきます。
価値観の形成には時期と段階があります。
<刷り込み期> 〜7歳 人生の中で基礎となる考え方を形成する時期で、周りの知識をどんどん吸収しながらベースとなる価値/信念が形成されていきます。 一番身近にいる“親(養育者)”を無意識にモニタリングしていくので、ここでの親(養育者)の関わりは非常に重要になります。 <モデリング期> 〜13歳 周りの人達の真似を始める時期で、身近な親(養育者)や大人から始まり、テレビや漫画の世界からヒーロー、ヒロインなどにも影響を受け、自分の中のヒーロー像を形成します。それは現在の自分の行動指針にも繋がっていきます。 <社会化> 〜21歳 社会における人間関係など実利に結びつく価値観が形成される時期です。人間関係や社会との関わり方や距離で悩み、自分なりの価値観を形成していく時期でもあります。
次回は価値観の習得段階からスタートします。
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